2007年2月19日月曜日

村上世彰さんお金儲け、悪いことですよ

上のような煽りが帯に踊る本が『金より大事なものがある―金融モラル崩壊 (新書) 』 である。痛快なまでにホリエモンや村上ファンド、オリックス宮内氏を叩きまくっている。正直、最近の金融のばかっぷりにいら立っていた自分には、結構、痛快に読めた。米国右派の力が少し日本には大きく育ちすぎてしまっているから、少し止めないと、という危機感が僕にもある。でもなんというかこの本は批判は出来ているんだけど、対案が無い。『国家の品格 (新書)』の方がまさに品格があります。こっちの方がバカ売れする訳です。でも、『国家の品格』で論争を戦えるかというと無理で、どちらかというと「いきざま」を示してくれています。いわば、泥臭く論争を戦えるツールとしては東谷氏に軍配が上がりますね。でもあくまで批判に止まっていて先を作ってくれていない。
しかし、「三角合併」の時代には企業は消耗戦を強いられ、手数料で儲ける金融や一部の経済評論家様だけが安泰という説は当たってると思う。

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